デリヘル風俗検索サイト:
俺が初めて秋葉原でデリヘルを頼んだのは社会人になってからだった。
昔からもてなかった俺はその過剰な性欲をもてあましていた。
そんな俺の唯一の楽しみはエロ動画収集。
今日も、それこそシコシコ収集にいそしんでいた。
その時のことだった。
間違ってバナーを踏んでしまった。
リンク先は、
風俗紹介サイトだった。
「デリヘル、か。」
俺は、興味本位で店名を選択しサービス内容などを眺める。
そこで目に留まった一文。
「コスプレ 学生服」
何を隠そう、俺は女子学生が大好物。
俺のデータフォルダには、学生服を着た半裸の女子のサムネイルがぎっしり。
思わず、衝動的に電話をかけていた。
「プルルルル・・・」
緊張する。のどが渇く。
「はい、○○」
どうやら店につながったらしい。
「ぼ、僕いや俺、いや私、あ、お、お願いします!!」
「はい、ご希望は?」
え?
どうしようこういう時なんて頼むんだ?
「お、おまかせで!!」
・・・。
店員のため息が聞こえ、
「では60分でいいですか?」
と聞かれたので即答した。
あ、大事なこと言うの忘れてた。
あわててそのキーワードを店員に告げる。
「こ、コスプレ、オプションでッ、セーラー服ッツ!!」
・・・。
「はい、わかりました。では一時間ほどで着きますから。」
・・・はあ。
俺、人生初の、デリヘル。
店舗型の風俗店、いわゆるソープやヘルス(イメクラ)の経験はあるし一応童貞ではないのだが、
いかんせん緊張が解けない。
そわそわしながら布団を敷く。
ついでに掃除してたらあっという間に一時間は過ぎていたようだ。
それに気づいたのはケータイの着信音のおかげだった。
「はい。」
やや声が裏返る。
「すみません。○○なんですが、近所まで来たんですけどここからが道わかんなくて・・・。」
え?え?
どうしろと?
どうやらデリの運転手からの電話だったらしい。
運転手(というか嬢)の居る位置を聞き出し、見当をつけて道案内をする。
「わかりました。すいません。ではもう少しで着きます。」
ピッ。
いよいよか・・・。
俺は決戦に備え無意味に玄関前で正座し、まるで武士のたたずまいを彷彿とさせる姿勢でその時を待ち構えていた。
「すいませーんおそくなりましたー。」
お、女の声!しかも若い声!!
それだけでご飯三杯いけそうだ。
いや、イケそうだ。
ああ、いかんいかん動揺が激しい。落ち着け。クールになれ俺。
女の子は、ややぽっちゃりめの、
まだ二十歳前じゃね?ってぐらい幼い顔立ちの娘だった。
・・・おっぱいでかいね。
「いやあ、ぜんぜん、ぜんっぜん遅くない。今来たとこだから。」
「は?」
あ、いやいやいや。
それじゃあデートの待ち合わせだ。違うだろ、ここは俺の家だ。アパートだ。
「お兄さんおもしろーい。」
お、なんかわからんが好感触?
「じゃあ、おじゃましまーす。」
「どうぞどうぞどうぞ」
ダチョウ倶楽部(ソロ)になりながら入室を促した。
「へ~、きれいな部屋ですね。」
まあね。ごみやら何やら全部押し入れに押し込んだから。
「じゃあ、先にお金、頂戴しますね?」
俺は財布から諭吉を取り出した。
諭吉二人が旅立った。
「お兄さん、緊張してる?」
「え、あ、いやその、大丈夫、です・・・。」
女の子はニコッと笑って俺の手を引いて、
風呂場まで誘導してくれた。
「・・・。脱いでもらっていいですか?」
はっ!!ここは風呂場。そうか俺は身を清めなければならんのだな?
瞬時に全裸になる。
・・・。
はずかしい。女の子の目の前で全裸に。
かといって、男の俺が、
「部屋、暗くして・・・。」
なんて言うのも変だし。てか暗くしたら身体洗えないし。
しかも、
愚息は空気を読まず、
屹立していた。なんかビクンビクンいってる。
「おにーさんの、おっきーいですね。すごい元気。」
うう、恥ずかしい。羞恥。
やおら女の子は俺の前で脱ぎ始め。風呂場に入っていった。
俺は女の子の張りのある臀部を眺めながら後を着いていく。
もうすでに愚息はだらしなくよだれを垂らしていた。
「おにいさん、興奮してるの?」
上目遣いの、全裸の女の子。
それが俺の目の前に。非モテの俺の目の前に。
うお、いきなり愚息が確保され、
ぬるぬるるん、ぬるん。
はううぅ。
愚息が、泡まみれ。
変な吐息が漏れる。でも男の吐息なんて気持ち悪いだけだろ。
「おにいさん、きもちい?」
くそ、なんかそのセリフ、
余計興奮するではないか。
女の子は微笑みながら俺を洗ってくれて、俺は風呂場から出て身体を拭いて、その間に女の子が身体を洗う。
ガラス越しの入浴シーン。しかも生で。
いや、見ちゃダメだ。変態だと思われる。
あわてて視線をあさってに向ける。
「おまたせー。じゃあ、これ。」
ああ、イソジンか。
ルールといえ、これを促されると若干萎える。
ヘルスの時もこれやったな。
そして、
ついに、
裸の男女が同じ布団に。
俺は、その愚息と同じように硬直していた。
「こっち、むいて。」
俺はぎこちなく首を動かす。
ちゅぅう。
ああ、唇と唇が重なって、
え?ヌルッ?
舌、舌だ、舌が入ってきた。
無意識に女の子の唇を舌を、口内を、俺の舌は貪るようになめまわしていた。くそ、かなり久しぶりだから歯止めがきかない。
「ん、んんうん。」
艶のある声が、女の子の喉の奥から漏れる。
俺は更に夢中で彼女の口内を犯す。
「ん。これ以上はだーめ。」
やや強引に口を引き剥がされた、と思いきや、
女の子のちいさくてやわらかくて、少しひんやりした手が、
俺の愚息をいいこいいこしていた。
「すごい、こんなにぬるぬる。」
ああ、恥ずかしい。まるで俺が犯されてるようだ。
ちくしょう興奮する。
女の子の頭が布団の中に沈んだ。
と、次の瞬間。
「ぐぽぐぽぐぽ、じゅるるるる、はあはあ、ふっ。」
俺の股間からなまめかしい音、吐息、声。
あ、いい。
「あ、」
やばい声が出た。
「ほにいはん、ひもひひい?」
お兄さん、気持ちいい?って言ったのかな?
「うん、すごい。やばい。」
「なひがやはひほ?」
なにがやばいの?ってか?
言わずもがなだろがそんなの。
「あ、でるでるでる。」
「あ、だーめ。今これ付けるから待ってね。」
そう言うと女の子は近藤さんを鞄から取り出し、俺の愚息にかぶせてくれた。それから、ひんやりしたねばねばした液体を俺の愚息に塗りつけて、
女の子は俺にまたがった。
ぬちゅ、ぬちゅ、くちゅ、ちゅ、ちゅちゅちゅちゅちゅ・・。
あ、あ、あああ、
俺の上で、女の子が上下に揺れて、俺の愚息が女の子の娘とすりすりすりすり。
ぐうう、久々のすまただ。
しかも、ここは、
俺が毎晩ソロコンサートを開催している俺の、部屋だ。
そこで若い女の子が、うっとりした表情で、おっぱいぶるんぶるん揺らしながら、
こすりつけてる。
なんだこれはゆめかまぼろしか。
「ああん、あん、ううん、あ、き、きもちいぃ。」
だめだろそれだめだろ、そんなかわいい声反則だろ、それ聞いただけで暴発するわ。
や、やば、で、でる。
「いいよ、だして。だして。」
あ、声に出てたか。
出してって言われると、
うああっっ!!!
「あ、すごーい、おにーさんの、どくどくいってる」
俺もびっくりだ。こんなに出るとは思わなかった。
「きもちよかった。」
「よかった。」
少しだけ、女の子となごんで、そんな言葉を交わし、
女の子はシャワーを浴びて、
「じゃあ、ありがとうございました。
また、ね?」
「うん。また、ね。」
ぐったりしながらも、人懐っこい笑顔を浮かべた彼女を布団から見送った。
すげーよかった。
あーあ、給料日まだかな。また頼みたい。
・・・。
あ、
コスプレ。
まぁ、いいや。
抜けば何もかもがどうでもよくなるという真理を体感しながら、俺はそのまま瞼を閉じた。